尿路感染症
尿路感染症
おしっこの通り道(尿路)に、尿の出口から細菌が侵入して起こる感染症です。人から人にうつることはありません。膀胱炎の場合は排尿時痛や頻尿がみられ、腎盂腎炎の場合は、高熱や不機嫌がみられます。
発熱以外の症状に乏しく、発症初期には診断がむずかしい病気です。診断には尿検査が必要です。
膀胱炎:抗菌薬を3~5日間飲みます。た薬を処方します。
腎盂腎炎:入院となることが多く、抗菌薬の点滴で治療を開始し、落ち着いたら飲み薬に変更します。
水分補給:体の中の細菌を、おしっこで洗い流すような気持ちで、水分をいつもよりたくさんとりましょう。
おしっこ:おしっこをがまんしないようにしましょう。女の子はふき方(前から後ろへ)にも注意しましょう。
便秘:便秘は尿路感染症の天敵です。便秘があれば、しっかり治療しましょう。
・生後3か月未満の発熱
・発熱以外の症状がなく、発熱が5日以上持続する
・背中をたたくと痛がる
・元気がなくぐったりしている、顔色が悪い
頭を打ったとき
子どもが頭を打つのはよくあること。大切なのは、慌てずにお子さんの様子をしっかり観察することです。
・すぐに救急車!
・意識がない、ぐったりしている
・けいれん(ひきつけ)を起こした
・すぐに泣かず、反応が鈍い
・頭からたくさん血が出ている、頭がへこんでいる
・耳や鼻から血や透明な液体が出てきた
・大声で泣き、その後は元気な場合は、お家で様子を見ましょう
安静に過ごす: 走ったり騒いだりさせず、静かに過ごさせます。当日の入浴や激しい運動は避けましょう。
冷やす: たんこぶは、タオルで包んだ保冷剤などで冷やすと腫れが和らぎます。
24時間はしっかり観察: 症状は後から出てくることがあります。打った後、最低でも丸一日はいつもと様子が変わりないか注意深く見てあげてください。
以下の症状が一つでも見られたら、すぐに病院を受診してください。
・何度も吐く(1〜2回なら様子見でOK)
・だんだん顔色が悪くなる、ぐったりしてくる
・「頭が痛い」と泣きやまない
・呼びかけても反応が鈍い、眠ってばかりで起きない
・手足の動きがおかしい、歩き方がふらふらする
判断に迷うときは、一人で悩まずに電話で相談しましょう。
・こども医療でんわ相談(#8000)
・救急相談窓口(#7119)
やけど
やけど
子どもの皮膚は大人に比べてうすく、重症化しやすいので注意が必要です。
まずは水道水などの流水で20分以上冷やします。衣服を着ている場合は、衣服ごと冷やしてかまいません。水ぶくれがある場合には、破らないようにしましょう。
<重症>⇒救急車を呼びましょう
顔面のやけど:1歳未満で、やけどの範囲が大人の手のひらより大きい
<中等症>⇒病院を受診しましょう
・水ぶくれがある
・皮膚が破れているところがある
・皮膚が白い、あるいは黒くなっている
<軽症>⇒冷やして、家で様子をみましょう
2~3cm以内の範囲で皮膚が赤くなっているが、水ぶくれはない
・受診しなかった場合も、時間をおいて患部の様子をみてください。
・熱をもっているときや、広がってくるときには受診が必要です。
・繰り返し流水で冷やすことも必要です。
・やけどのおそれのある物を、子どもの手の届く範囲に置かないようにしましょう。
異物誤飲
異物誤飲
異物誤飲は、飲み込んだ物が、食べ物の通り道にあるのか(消化管異物)、空気の通り道にあるのか(気道異物)で分けられます。
「いつ」「どんなものを(製品名、大きさ、性状)」「どのくらい(個数・量)」飲み込んだかの3点を把握して、すぐに病院を受診しましょう。
・受診のときには、誤飲した物と同じ物があれば持参しましょう。無理に吐かせるのは危険なのでやめてください。
・中毒110番
・大阪中毒110番 072-727-2499(365日24時間対応)
・つくば中毒110番 029-852-9999(365日 9~21時)
・タバコ専用回線 072-726-9922(音声による情報提供)
気道異物が疑われる場合⇒救急車を呼びましょう
・急にせき込みだした場合
・呼吸がゼーゼーしている場合
・家庭で気をつけること
・トイレットペーパーの芯を通る大きさの物(直径39㎜以下)は、すべて誤飲してしまう危険があります。子どもの手の届く範囲に置かないようにしましょう。
周期性発熱症候群(PFAPA症候群)
周期性発熱症候群(PFAPA症候群)
周期的に(Periodic)に繰り返す「発熱(Fever)、口内炎(Aphthousis)、咽頭炎(Pharyngitis)、リンパ節腫脹(Adenitis)」を特徴とする病気で、頭文字をとってPFAPAとも呼ばれています。5歳ごろまでに発症し、39℃以上の発熱が3~6日続くエピソードを3~8週間隔の周期で規則的に繰り返すのが特徴です。
これまで反復性扁桃炎と診断されていた症例の多くが、実はこの病気であったことが分かってきています。
発熱発作と発熱発作の間の期間は元気で全く健康にみえます。
原因は不明ですが、細菌やウイルスの感染で起こるのではなく、免疫系の活性化が起こっていることが分かっています。年齢とともに発作間隔が開いて、10歳までには発熱発作がみられなくなるのが大半です。
発熱発作予防
胃薬の定期内服
手術(扁桃摘出術)
発熱発作時の治療
ステロイドがよく効く(半日以内に熱が下がることが多い)
発熱:放置すると3~6日間くらい高い熱が続きます。発熱初期にステロイドを内服すれば、すぐに解熱することが大半です。
食事:口の中が痛い場合は食欲が低下します。熱いもの、辛いもの、酸っぱいものを避け、のどごしのよいもの(ヨーグルト、プリン、ゼリーなど)を食べさせてください。
・ステロイドを使用して1日しても解熱しない。
・水分がとれない。
・元気がなくぐったりしている。
・幼稚園・保育園・学校
・熱が下がればいつでも出席可能です。
川崎病
川崎病
川崎病は、乳幼児に多い全身の血管の炎症(血管炎) です。
特に 心臓の血管(冠動脈)に影響が出ることがある ため、早期診断と治療が重要な病気です。
原因ははっきりしていませんが、感染をきっかけに免疫が強く反応することが関係していると考えられています。うつる病気ではありません。
特徴は 発熱が続くこと と体のさまざまな変化です。
5日以上続く高熱
目の充血
唇が赤い・いちご舌
体の発疹
手足の赤みやむくみ
首のリンパ節の腫れ
※症状がすべてそろわない場合もあります。
川崎病が疑われる場合は 入院のうえ専門的治療 が必要です。
主な治療は
免疫グロブリン大量療法(IVIG)
アスピリン内服
・高熱が4~5日以上続く
・目が赤い、唇が真っ赤
・発疹がある
・手足が赤い・腫れている
・ぐったりしている
・川崎病が疑われる場合は、速やかに高次医療機関へ紹介します。




